Googleアナリティクス、難しそう…?最初につまずかないための見方・用語ガイド

松山でWeb制作をしていると、お客様から「Google アナリティクスって入れてみたものの、画面がごちゃごちゃしていてよくわからない」とご相談をいただくことがあります。
「ユーザー?セッション?なんだか難しい言葉ばかり…」

そんなふうに感じたことはありませんか?
Google アナリティクス(GA)はとても高機能なツールですが、最初の印象が「とっつきにくい」と感じられてしまうことがよくあります。

この記事では、初心者の方が最初につまずきやすいポイントを、できるだけやさしい言葉でわかりやすく解説していきます。

よく出てくる「ユーザー」「セッション」「ページビュー」の違い

GAで必ず目にするこの3つ。混同しやすいですが、それぞれ役割が違います。

ユーザー(User)

あなたのサイトを訪れた「人の数」です。
同じ人が何回アクセスしても、基本的には1ユーザーとしてカウントされます。

セッション(Session)

「訪問の回数」です。
1人のユーザーが朝と夜に1回ずつサイトに来たら、2セッションになります。

※セッションは、30分間なにも操作しなければ、いったん終了になるのが基本ルールです。
その後また動きがあれば、新しいセッションとしてカウントされます。

ページビュー(Pageview)

「ページが表示された回数」です。
1人が3ページ見れば、3ページビューとカウントされます。

💡 補足
たとえば、ある人が朝にあなたのサイトにアクセスして3ページ見たら…
→ ユーザー:1人、セッション:1回、ページビュー:3回

GA4の画面、まずはここだけ見ればOK!

Google アナリティクスの画面にはたくさんの項目がありますが、最初は以下を中心に見てみましょう。

🏠 ホーム

アクセス状況の「ざっくりした概要」が見られます。
「今どれくらい見られているか」や「人気のページ」などが表示されます。

Googleアナリティクスのホームの画面

📊 レポート > ライフサイクル > 集客

どこからアクセスが来ているかが分かります。
Google検索、SNS、直接入力など、流入元が見えるのが便利です。

Googleアナリティクスで集客のレポートを選択している画面
Googleアナリティクスの集客のレポート画面

👥 レポート > ユーザー > ユーザー属性

地域・言語・デバイス(スマホやPCなど)など、訪問者の傾向をチェックできます。

Googleアナリティクスでユーザー属性のレポートを選択している画面
Googleアナリティクスでユーザー属性のレポートについて説明している画面

まず押さえておきたい5つの指標

たくさんある指標の中でも、特に押さえておきたいのはこの5つです。

指標銘内容と見方のヒント
ユーザー数サイトに訪れた人数。月ごとの推移を見れば変化が分かります。
新規ユーザー数初めて訪れた人の数。新しい読者を増やせているかが分かります。
セッション数訪問の回数。リピーターの動きも含まれます。
エンゲージメント率サイト内でしっかり見てもらえているかの指標。すぐ帰ってしまう人が多いとこの数字が低くなります。
平均エンゲージメント時間滞在時間の平均。記事のボリュームと比較して考えてみましょう。

💡 補足:アクティブユーザーという指標もあります

「ユーザー数」は訪れた人全体を示しますが、GA4では「アクティブユーザー」という指標もあります。こちらは、10秒以上滞在したり、何かしらの操作をした人をカウントします。

「実際に読んでもらえた人の数」を知りたいときは、アクティブユーザーに注目してみるのもおすすめです。

よく見る「Organic Search」って何?アクセス元の言葉を理解しよう

Google アナリティクスでは、ユーザーがどこからあなたのサイトに来たかを「流入元」として記録しています。
レポート画面では、「Organic Search」「Direct」などの用語が表示されますが、初心者には少し分かりづらいですよね。

よく出てくる代表的な流入元の種類を紹介します。

表示名意味(どこから来たの?)
Organic SearchGoogleやYahoo!などの検索結果からのアクセス(広告ではない)
Paid SearchGoogle広告など検索連動型広告からのアクセス
DirectURLを直接入力した/ブックマーク/メールソフトなど、明確な流入元がない場合
Referral他のWebサイトからのリンク経由で来たアクセス
SocialFacebook、Instagram、X(旧Twitter)などSNSからのアクセス
Emailメール内のリンクからアクセスした場合

💡 見方のポイント

  • Organic Searchが多ければ、検索からの流入が順調に伸びているということです。
  • Directが多いときは、リピーターや名刺・チラシなどオフライン経由の可能性もあります。
  • SNSやブログからの流入があるかも確認しておくと、広報活動の効果測定にもつながります。

まずは「見ることに慣れる」だけでOK!

最初からすべてを理解しようとしなくて大丈夫です。
Google アナリティクスは、「毎週1回でも見てみる習慣」をつけるだけでも、自然と慣れていきます。

たとえば…

  • 今月のユーザー数は先月より増えたかな?
  • 一番見られているページはどこだろう?
  • スマホとPC、どちらからのアクセスが多い?

こういった視点で見ていくだけでも、サイト改善のヒントが得られます。

まとめ

  • GAは最初とっつきにくく感じても、用語と画面の見方を絞れば大丈夫
  • 「ユーザー」「セッション」「ページビュー」「アクティブユーザー」の違いを理解しよう
  • 最初は、ユーザー数や滞在時間など、基本指標だけでも十分
  • 毎週少しずつ「見る習慣」をつけていこう

最初は分からないことが多くて当然ですが、少しずつ慣れていけば、サイトの動きを数字でつかむ楽しさがきっと見えてきます。
無理なく続けて、自分のペースで分析力を育てていきましょう。

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